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「虎に翼」の後に

8月の終りに前住職になりました。お役御免ですが、雑事が多く引き継ぎが大変です。

彼岸法要では「虎に翼」の後に、という題で寅子のぶつかった不平等の壁について話しました。「虎に翼」に涙した元最高裁判事、櫻井龍子さんは現代の共感こそ問題、と言います。1985年は、女性差別撤廃条約を日本が批准した年。この流れの中、同年に男女雇用機会均等法が成立した、にもかかわらず「虎に翼」がなぜこんなにも私たちの心を捉えるのか。戦前の話であっても、「あるよね、こういうこと」と感じてしまうこと自体、問題なんです。それこそが日本の問題です、と言われるのでした。男女平等は永縁の課題のように思えます。

能登の被災は心を痛めます。補正予算も組まれず、阪神淡路や東日本とは随分扱いが違う気がします。なんとかならないのでしょうか。

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