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教育について
雑誌『ちくま』2026年9月号 №666 元東京大学総長の蓮実重彦氏が連載している 「些事にこだわり 33」 三人の理工系研究者への深い恩義と、現代日本の高等教育に対する漠たる不安について ――――最後尾の記述より抜粋します。 ここでは、次のことをいうに止めておく。日本の高等教育は、ある時期まで、かなり高度な水準を維持していたといえる。戦前から戦後にかけての旧制の高等教育制度がかなりの水準であったことは、湯川秀樹、朝永振一郎、江崎玲於奈、小柴昌俊――いずれも旧制の一高と三高ばかりだ――といった名前からして明らかである。また、わたしとはほぼ同年代といってよい利根川進、野依良治、益川敏英といった方々の活躍は、いわば「安保世代」までは大学が大学として充分に機能していたことを証明している。問題は一九七〇年以降である。国家の介入が目に見えて大学を変質せしめて以降の高等教育が、まともに機能していたといえるか否かが問題なのだ。これという大学政策に基づくものとはとても思えぬ諸々の制度改革が、はたして大学を大学として機能せしめているかどうか。それが、いま、気に

前住職
9月26日読了時間: 2分
UNICEF日本人職員インタビュー
UNICEFを志した理由やどのような仕事をしているのかなど、UNICEFで働く日本人職員の声をお届けします。 と紹介されたアドレスを掲載します。 https://www.unicef.org/tokyo/japanese-staff/interviews 本当に沢山の方々が海外で活躍されているのを見て尊敬するばかりです。

前住職
9月19日読了時間: 1分
国境なき医師団 Ⅳ
〔MSF医療スタッフ・中野悠平様の体験とご依頼のコピーを転載させて頂きます〕 国境なき医師団(MSF)の外科医、中野悠平と申します。皆さま、南スーダンという国をご存じでしょうか。長い紛争を経て2011年にスーダンから独立した、世界で一番若い国です。しかし、いまだに政治・経済ともに安定せず、医療体制も十分ではありません。私にとって、南スーダンは初めてのMSF参加から、3回連続で活動した国。最初は名前くらいしか知らなかったですが、いまではとても身近な国になりました。 MSFの存在を知ったのは中学生の時です。医療を受けられずに苦しむ人びとが、治療によって健康を取り戻し、再び自分の人生を歩めるようになる。そんな手助けを自分もできたらと思い、医師を志しました。研修医時代には、体当たり的に経験を積んでみようと、1年間テントとギターを担いで世界を旅しました。パレスチナやチベットなどを訪れ、旅で出会った100人以上に「あなたにとって、幸せとは?」と尋ねたのです。開発途上国で暮らす人のほとんどの答えは「家族」でした。家族と共に過ごす日常。そんな日々にこそ、彼ら

前住職
4月22日読了時間: 5分
「民主主義のありかた」
『サンガ』 № 198(2025年11月)p.06 森達也「世界はもっと豊かだし、人はもっとやさしい」vol.6より 「民主主義のありかた」 政治と宗教の話は人前でしてはいけない。 日本に暮らしているとよく聞く警句だ。なぜ人前でしてはいけないのか。支持政党や信仰が違うと争いのもとだから、ということなのだろう。ならばきわめて日本的だ。で、それでいいのか。興味や関心は衰退しないのか。 戦後日本において政権交代が起きた年は、1993年と1994年、そして2009年だ。実質的には2回だが、1回目の政権交代の際には阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が、2回目の民主党政権時代には東日本大震災が起きて、当時の与党は支持率を下げて自民党は早々に政権与党へと復帰した。 つまりこの国は、普通選挙を持つ民主国家でありながら,政権交代がほとんど起きない希有な国だ。投票率も先進国の中では例外的に低い。でも今年七月の参院選で、その歴史が大きく揺らぐ瞬間を僕たちは目撃した。 公職選挙法でメディアは公正中立に報道することを規定されている。そう考える人は多いが、実は公職選

前住職
2025年12月18日読了時間: 2分
報恩講懇志御礼
御礼状 この度は、御正忌報恩講法要の御懇志をお送り下さいまして、誠にありがとうございました。皆様のご尽力により、今年も無事に報恩講を勤めることができました。あつく御礼申し上げます。 コロナの影響で簡略化していた儀式を本年より出来る限り従来の形で執り行いました。法中さん(仲間のお寺さん)を招いて声を合わせた声明はとても迫力がありました。30日のおときは昨年好評だった東本願寺・精進レトルトカレーをいただきました。2日間共に多くの方にご参詣をいただきました。 今年の長野量一先生のご法話は、宗教を科学的に分析したデイヴィッド・デステノというアメリカの心理学者のお話から、報恩講をはじめとする宗教的儀式の有益性をお話しくださいました。終始暖かく優しいお話で、ご門徒との会話の中での面白いエピソードもたくさんお話くださり、大変楽しい時間でした。人や仏を尊ぶ心は尊い心なんだとおっしゃっていたのがとても印象に残ります。 皆様も機会があれば、是非ともご参詣・ご聴聞なされてください。 急に寒くなりました、くれぐれもお気をつけてご自愛くださいますように。
住職
2025年12月17日読了時間: 2分
国境なき医師団 Ⅲ
ガザの「紛争下での医療」ということで転写します。 ******************************************** ガザ地区は2025年3月から完全に封鎖され、物資の搬入も極端に制限されました。また物資の配給場所も制限され、食料や水を求めて命がけで移動する人々は、爆撃や銃撃の危険にも晒されました。栄養失調の患者が急増する中、病院では栄養治療食も不十分な状況に。9月下旬、攻撃の激化により、北部では活動を一時停止しましたが、10月10日に停戦の第一段階が始動して以降、徐々に再開。ガザ各地で外科治療や創傷ケア、妊産婦と小児のケア、給水活動などの医療・人道援助活動を続けています。 スタッフの声:「とにかく何もありません。いまは手作りの治療用具で患者さんを支えています」理学療法士アフドルハミド・カラダヤ※ ナセル病院には攻撃に巻き込まれて重度のやけどを負った人など、多くの患者さんが運ばれてきます。しかし、必要な設備も医療器具もありません。私たちは仕立て職人に頼んで、やけどの傷を保護する布など、これまでに400を超える治療用具を製作し

前住職
2025年12月14日読了時間: 2分
国境なき医師団 Ⅱ
11月の御正忌報恩講では、長野量一先生はやさしい言葉で本当に仏教の真髄をお話していただきました。もっと多くの方に聞いていただけたらと願うばかりです。 〔 今回は、国境なき医師団日本の会長の中嶋優子さんの報告を記載します 〕 ********************************************** 国境なき医師団(MSF)日本の会長で、救急医・麻酔科医の中嶋優子と申します。皆さま、温かなご支援をどうもありがとうございます。 2023年12月、ガザでの即時停戦を訴えたMSFの記者会見をご記憶でしょうか? 私は紛争が始まって1ヶ月ほどたったガザで活動し、その惨状を記者会見や講演会などでお伝えしてきました。 ガザで出会った、忘れられない患者さんについてお話しさせてください。彼女は自宅が空爆されて夫と子どもをいっぺんに失い、自身も背骨がいくつも折れてしまっていました。そして、医師でした。自分がとれだけ重症なのか、予後がどうなるか、全てわかっていたはずです。それでも、自分の身に起きたことを淡々と話してくれました。医学部に進み、厳

前住職
2025年12月12日読了時間: 5分
アフガニスタン
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会の防寒支援活動の案内が来ました。 さまざまな国の大変な状況が伝えられています。ウクライナやガザのことも気になるのですが、特にアフガニスタンの記事が悲しいので、下に記します。 ********************************************** 40年以上にもわたる紛争と、2025年8月末に発生した大震災に苦しむアフガニスタン アフガニスタンのバーミヤン州に住むハキマさん一家は、山肌を掘って作られた洞窟のような家に住んでいます。病気で夫を亡くし、女手一つで6人の子供たちを育てています。 「子供たちはまだ学校に通えていますが、長男だけは家計を助けるため手押し車で市場に出向き、1日30~50アフガニ(※約60~100円)ほど稼いできます。ですが、食べるものが何もない日も多いです」。 日々の苦しい生活について、ハキマさんはこう語ります。 「私はずっとこの地域に住んでいますが、紛争で子供たちと山に逃げ込んだことがありました。山での生活はひどいものでした。飲み水も、食べ物もありませんでした。雨に打

前住職
2025年11月19日読了時間: 2分
国境なき医師団
毎週のように寄付の要請が来ますが、唯一私が必ず内容を確認し、できる限り応えてようとしているのは「国境なき医師団」の活動です。 先日、アフガニスタン地震での活動報告や資金のお願いなどが寄せられたのですが、同封されていた看護師・白川優子さんの文章が切なくて、失礼かとも思いつつご紹介します。 ********************************************** 皆さまこんにちは、看護師の白川優子です。2024年11月、国境なき医師団(MSF)での19回目の派遣に行ってきました。場所はイスラエル軍からの激しい空爆によって、市民の生活が一変してしまったレバノンです。派遣された病院は高台に位置し、首都ベイルートの市街が一望できました。空と海、そして無数の白い建物が立ち並ぶ美しい風景のなかで、いくつもの爆心地から破片物が吹き飛んでいました。一つ、そしてまた一つ、爆弾が落ちてくるたびに地の底から突き上げられるような衝撃を全身で受け止めながら、私たちは目の前の患者さんの治療を続けていました。 紛争地で働くとき、空爆の振動も銃撃の音も私

前住職
2025年11月19日読了時間: 5分
永代経法要と旅行とコロナ
六月の永代経法要には自坊に一番近い受楽寺住職の岩永純往師に来ていただきました。非常に判りやすい話でありつつ最後は感動するような内容で、お願いして良かったと思ったことでしたが、ゴタゴタ続きで此処のブログに書き込むことをすっかり忘れてしまい、大変失礼しました。...

前住職
2025年8月31日読了時間: 2分
中東の戦争終結を願って
イスラエルのガザへの攻撃に心が痛みます。戦闘の始まりはハマスによるものですが、その後のイスラエルの反撃はあまりにも非人道的で、子どもたちが死者の4割など悲しいことが多すぎます。一刻も早く停戦をと切望するばかりです。 お釈迦様の「怨(うら)みに報(むく)いるに怨(うら)みを以...

前住職
2023年11月8日読了時間: 1分
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