定例法座
4,5年続いた「国宝本・三帖和讃」も今年の11月2日の定例法座でやっと終わりました。和讃をテーマの法話は本当に難しかったです。この2年ほどは新型コロナの影響もあったりして、参加者も一人減り二人減りとうとう4,5名になってしまいました。面倒な話を住職の意地で続けたようなもので、聴聞された方々に我慢を強いてしまいました。深く反省してます。唯一のなぐさめは、親鸞聖人の直筆といわれる国宝本のコピーを使ったことで、聖人の字体をしっかり目に焼き付けたことでしょか。
今後は来年2月2日から「真宗入門」というテーマで再出発します。実は12月2日に第1回目を勤めましたが、当日が急に寒くなったためか出席が2名だったのが残念でなりませんので、来年2月を改めて第1回目として始めます。ずっとやさしく判りやすい話をします。和讃に懲りて敬遠していた方もどうぞ。
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