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執筆者の写真前住職

永代経のお話

 6月3,4日 津垣慶哉先生のご法話で特に印象に残ったのは、社会生活の私と家庭生活の私という区別を立てられて、社会生活の私は地位や肩書きによって支えられ、それによって振り回されているが、家庭生活の私はそのようなものが取り払われた私であり、生身の自分がそこにいるということでした。人はともすると地位や肩書きを自分自身の価値と勘違いしてしまい、退職をした後でそれらをなくして初めて自分の本当の姿に気づくようになることがあるということですね。それに比べると家庭生活の私を評価するのは同居している家族であり、その方が本当の私をよく表しているのですね。

 とても大事なご指摘でしたので、このことを早く掲載しようと思いながら、遅くなってしまいました。申し訳ありません。

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