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執筆者の写真前住職

定例法座 7月2日

6月の永代経法座も無事に終わりました。菊池修史先生は初めて車で来られました。コロナ禍で延期になって4年ぶりのお話でしたが、いつも通り緻密な準備をされた丁寧な話しぶりで、息子も判りやすいと言っていました。次回の御誕生会法要をお願いしたのですが、4月はなかなか都合が悪く、2025年の4月にということになりました。ちと残念です。


7月の定例法座ですが、いつものように7月2日の午後に致します。ちょうど京都組で「人と生まれたことの意味をたずねていこう」というテーマで話すことになっていますので、同じテーマで予行演習を兼ねて話してみたいと思います。

「人と生まれたことの意味をたずねて」とは、難しいですね。何を話したら良いのか考えてしまいます。人は2度生まれ、2度死ぬといいます。初めは生物としての誕生ですが、次にもう一度生まれ直すのでしょう。死ぬことも、初めは生物としての死ですが、2度目は人々の記憶からの死でしょうね。生と死が2度有るということは、人間にだけあることでしょう。初めの生と死は他の動物たちと変わりませんが、2度目の生と死は人と生まれたことの中にだけあることのように思います。2度目の生は自我の目覚めであり、2度目の死をもって人の生が完成するのでしょう。7月までもう少し考えてみたいと思います。

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