アフガニスタン
- 前住職

- 11月19日
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特定非営利活動法人 国連UNHCR協会の防寒支援活動の案内が来ました。
さまざまな国の大変な状況が伝えられています。ウクライナやガザのことも気になるのですが、特にアフガニスタンの記事が悲しいので、下に記します。
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40年以上にもわたる紛争と、2025年8月末に発生した大震災に苦しむアフガニスタン
アフガニスタンのバーミヤン州に住むハキマさん一家は、山肌を掘って作られた洞窟のような家に住んでいます。病気で夫を亡くし、女手一つで6人の子供たちを育てています。
「子供たちはまだ学校に通えていますが、長男だけは家計を助けるため手押し車で市場に出向き、1日30~50アフガニ(※約60~100円)ほど稼いできます。ですが、食べるものが何もない日も多いです」。
日々の苦しい生活について、ハキマさんはこう語ります。
「私はずっとこの地域に住んでいますが、紛争で子供たちと山に逃げ込んだことがありました。山での生活はひどいものでした。飲み水も、食べ物もありませんでした。雨に打たれ、子供の一人が私の腕の中で凍えて亡くなってしまいました。山で石を積んで、子供を埋葬しました」。
冬の到来に向けて、ハキマさん一家はお大きな不安を抱えています。
「私たちの一番の問題はこの家です。古くてきちんとした造りではないため、壁が崩れてきます。冬になると、雨水や雪解け水が入り込んできます。雨や雪が降ると、家が崩れるのが怖いため外に避難します。冬は本当に厳しいですが、どうすることもできません」。
また、アフガニスタン東部では大地震で5万人以上が被災し、6300棟以上の家が倒壊。被災地の多くは雪の降る山岳地域で、命を守る支援が急務です。
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「子供の一人が私の腕の中で凍えて亡くなってしまいました。山で石を積んで、子供を埋葬しました」など、言葉もないほど悲しい限りですが、時たま少しの寄付をするくらいしかできません。すべての人々に平和が訪れますように、と祈るばかりです。

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